その1 し

何年か前に、酔っ払って階段でずっこけて死んじゃった中島らもさんっておっちゃんがいました。

難しい話、悲しい話、楽しい話、くだらない話、どんな話でもサクサクと肩のこらない文章を書くらもさんがオレは大好きです。
お盆休みだったんで、らもさんの本を何冊か読み直していました。
やっぱ、らもさん文章は脳みそにおいしい。餃子をオカズに食べる炊き立てのご飯のようにおいしいのだ。

そんな、らもさんが『しりとりエッセイ』なるものを書いてた。
しりとりで出た単語をタイトルにエッセイを書くってシステムだ。
単純におもしろい。

なんで、パクリます!!!
デス市長アルバートがお送りする、しりとりエッセイは果たしておもしろいのか???


ってコトで1回目のタイトルは『しりとり』で。

このしりとりって単純なゲームがオレは好きだ。
しかし、残念なコトに30過ぎたおっさん相手にしりとりしてくれる、奇特な人なんかほとんどいないのである。
しいて言うなら姪っ子(4歳児)くらいなもん。
実際、4歳児のボキャブラリーを相手にしりとりしてもおもしろくもなんともないのだ。

なので、オレは寝る前布団の中で1人しりとりをする。
この1人しりとりってのは、ルールなしなのだ。掟破りのしりとりなのだ。

しりとりの次の言葉が、すもうとりだったりする。
しりとりってのは尻取りなんであろう。では、すもうとりのとりってなんだ?
ってなコトを半分眠った頭で考える。

ミュージシャンなんかがよく、寝る直前にすごい曲ができたんだけど、朝起きたら全然覚えてないなんて話するけど、オレも同じで、世紀の大発見的なコトをこの掟破りしりとりで思いついてる。
こりゃーHP用のネタになるぜ!って思うものの、朝にはすっかり忘れちゃってるのだ。
大概はそのまま思い出さないものばかりなんだが、時には半分眠った頭ながら、こりゃいいアイデアってんで断片をケータイにポチポチ打ち込んでたりもする。


で、先日ケータイに打ち込んでいた断片が、
『らくてんいーぐるす』
『ほっとけーき』
で、ある…

どこをどう考えても、オレには楽天イーグルスとホットケーキから話を広げるコトができない。
α波だかなんだかが出てる脳みそにはかなわない。


思い出せないアイデアはそれ以上でもそれ以下でもない。
ホンモノのアイデアは朝になっても覚えているものである。



次回は『り』


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