SID&NANCY

世界中の若者を熱狂させた パンクロックの伝説
ドラックと名声とセックス…
美しいまでに破滅的な愛の果て−

公開は1986年
監督・脚本はアレックス・コックス
出演は
   ゲイリー・オールドマン
   クロエ・ウェブ
   デビット・ヘイマン
   ペリー・ベンソン
   ビフ・イェーガー
   コートニー・ラブ!?
音楽は
   ジョー・スマトラー
   ザ・ポーグス
   プレイ・フォー・レイン
   グレン・マトロック
   スティーブ・ジョーンズ

1978年10月13日 ニューヨークのチェルシー・ホテル100号室
バスルームでナンシー・スパンゲンの死体が発見された
同じ部屋のベットには 彼女の恋人で人気パンク・ロッカー『セックス・ピストルズ』のシド・ビシャスが血だらけになりながら座り込んでいた…
1975年にロンドンで結成され 既成社会への反抗的な言葉や楽曲から多くの若者支持を受けカリスマとして君臨した『セックス・ピストルズ』
そのベーシスト シド・ビシャスと恋人ナンシー・スパンゲンの短くも過激な愛を 鬼才アレックス・コックス監督が書き上げた美しいまでに破壊的なラブストーリー
本作が本格的な映画初主演となった個性派俳優ゲイリー・オールドマンとクロエ・ウェブが 2人の愛の激しさと哀しさを見事なまでに体言している
(DVDパッケージより)

えーとね、あんまり好きじゃないんだ、この映画…
なんか暗すぎるって言うのかな?哀しすぎるんだよね…
ドラックに溺れる2人がお互いささえあい、立ち直ろうとするんだけど悪いほう悪いほうに転んじゃって…
最終的には、彼女を殺しちゃうって…
更にその後自分もオバードースで死んでしまう…

なんだけどね、DVD買って何回も見ちゃってるんだよね。

ご存知の通りピストルズが大好きなオレでございます。
映画ではシドがナンシーを殺してるんだけどホントのトコロは誰も知らない訳で、シドは殺してないって言ったらしいし、ナンシーもシドも死んじゃってるし…

真犯人はロケッツ・レッドグレアって人らしいけど、ロケッツも1990年に死んでるし・・・
けど彼は自分でナンシーを殺したって言ってたらしいけどね。
更に興味深いのはシドがオーバードースしたときにヘロインを売ったのはロケッツらしい。

で、ゲイリー・オールドマンの話を。
彼のはじめての主演作品な『SID&NANCY』
シドが死んだのが1979年。
80年代のはじめからシドの生涯が映画になるってウワサになり、ニュー・ミュージカル・エクスプレス紙では『シドに似ている人がいたら写真を送るように』って広告を連続でだしてました。

その中で選ばれたのがゲイリー・オールドマン。
最近死んだ人の映画を撮るときには本人と言ってもおかしくないくらい似ている人を使うことは必要不可欠で、更にゲイリーはロンドン育ちで母親の影響を強く受けてるってシドと似ているところが多くあった。

見事な演技でシドになりきったゲイリーは素晴らしいしか言いようがない。
『MY WAY』で階段からおりてくるときはシドの母親のアン・ビバリーさんも本物かと思ったくらいだったらしい。

アン・ビバリーとは最初すったもんだあったらしいけど、最後には全面協力を受けてゲイリーのしてる南京錠はシドがつけていた本物の南京錠を借りていたらしい。

シドに似ているってキッカケで主演のチャンスをつかんだゲイリーですが、演技の素晴らしさでその後の映画人生を変えていったのは本人の努力で、最近は頭のおかしい人の役が多いけど楽しそうに演じているゲイリーがオレは大好きです♪


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