NO FUTURE

ピストルズのセミドキュメント

公開は1999年
監督・脚本はジュリアン・テンプル
出演は
   スティーブ・ジョーンズ
   シド・ビシャス
   ポール・クック
   ジョン・ライドン
   メアリー・ミリントン

『ザ・グレート・ロックンロール・スウィンドル』はマネージャーのマルコム・マクラーレンさん側から見たピストルズ。
今回の『NO FUTURE』はピストルズ側から見たピストルズ。

すったもんだがあった『ザ・グレート・ロックンロール・スウィンドル』の再編集版。
今、生き残ってるピストルズの全面協力を受けて再編集したのでメンバー全員ちゃんと出ています。

解散から20年たった1999年に遂に ピストルズの新事実があきらかに!!!
ってふれ込みの作品です。

が…

オレから言わせてもらえれば、どっちもどっちかな〜ってトコです。
マルコムとピストルズ。
お互い憎みあってる訳ですから、お互いの作品にケチつけるのあたりまえでどっちが真実かはオレにはわかりません。
マルコムとピストルズ…
主役は自分だってどっちも言いたいもんね。

『ザ・グレート・ロックンロール・スウィンドル』と『NO FUTURE』
二つの作品の間をとったトコロに真実があるんじゃないかなと…

けどね、

現在のピストルズのメンバーにもインタビューをしながら過去の映像を振り返るみたいなつくりになってるのね。

ジョニー・ロットンことジョン・ライドンさん。
ずーと嫌味なことばっかりいってるのに、話がシドのことになると
思わず泣いちゃうのよ…

『あの頃は自分の事しか考えれなかったけど、もしあの時に戻れるならなにがなんでもシドを止めてみせる』
って言ってね。

あ〜なんだかな〜やっぱジョンはジョンのキャラクターを少なからず作ってるけど、やっぱシドのこと大好きだったんだな〜って…

ねえ、シド 
地獄の底であんた何考えてる?


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