ドラゴンロード

『ヤング・マスター〜師弟出馬』で脱クンフー映画を宣言したジャッキー。
新しいジャンル『クンフーアクション映画』にチャレンジだ!!!

『クンフー映画』と『クンフーアクション映画』の違いを説明すんね。

まず『クンフー映画』の掟を、

@ ○○拳ってタイトルだ!
A 或いは少林寺○○ってタイトルだ!
B オープニングは『演舞』をする!
C 主人公は最初クンフーを使えない!
D 或いは民間レベルでは強いってくらいだ!
E 親が悪い達人に殺される!
F 師匠も殺され易い!
G あやしいじいちゃんにクンフーを習う!
H 修行シーンがある!
I 修行シーンはモンタージュで!
J 最後の決戦は荒野でする!
K そのトキ最初は負けそう!
L ギリギリまで我慢してからキレる!
M やっつけたら映画終了!
N 劇終ってでっかくでる!

以上の項目の中で5個以上あるのは『クンフー映画』です。

ではでは、『クンフーアクション映画』とは???

A 殴り合いのトキにクンフーっぽいアクションをする!
B ところどころクンフーっぽい動きをする!

ってだけです。
(デスシティーローカルルール)

以上のことから今日の映画『ドラゴン・ロード』は、D K L Mの項目しか満たしていないので『クンフー映画』ではありません。

ですが、
A B両方満たしています。

以上のことから『クンフーアクション映画』であると言えます。


今回はいつものようにあらすじは書きません。

なぜかって言いますとね、去年DVDが出た『デジタル・リマスター版』ってのがありまして、それは実は長年ジャッキーマニアの中でウワサされていた『大陸版』ってヤツなんですよ。

『大陸版』って何かって言うと、中国・台湾で公開されたバージョンなのよ。
日本公開版は『標準版』ってヤツで編集・構成が全然違うのね。

だから、あらすじなしで!ネタバレになるしね(いい訳)。

オレの中じゃ『プロジェクトA』の次に好きなジャッキー映画なんだけどね。まさに『脱クンフー映画』なんだよ。

クンフー映画の掟にあいたんだけど、Jの最後の決戦は荒野でする!ってすごい重要だったと思うんだ。

『クンフー映画』って『武侠映画』って呼ばれたりすんだけどね。この『侠』ってヤツなんだよ。

どんな悪党でも、最後は拳で勝負をつけるってことなのよ
荒野で決戦ってコトは、
廻りになにもない。武器になるものもない。
そんなところで勝負するってトコが『侠』だと思うのよ。

『ヤング・マスター』以来、荒野で決戦をしてないジャッキー。
戦いの場は室内に移りました。

その心は???

ジャッキーお得意のアクション!
それは、室内においての小道具を使ったアクション!!!

階段から跳ねてキックしたり、
階段の手すりでくるくる回ったり、
ロープにぶら下がってキックしたり、
ロープにぶら下がって壁に激突したり。

ジャッキーのアクションってそうでしょ?

この映画でジャッキーは『自分のアクション』ってヤツを見つけたんだと思います。


ちなみに、この映画で『ドラゴン・キッカー』ってサッカーみたいなスポーツするシーンがあるんだけど、日本語吹き替え版だと『広川太一郎』さんが吹き替えしててすげー楽しいシーンなんだけど、実は字幕だと全然つまんないシーンだった…


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